6月〜7月


6月 7月
西側ボーダーの改装
庭の小さな収穫
黒点病についての考え方
人をつなぐ庭
「盛夏の庭」

*妹の庭です*
京都の庭だより2
京都の庭だより3
京都の庭だより特別編 白い花たち



2000年7月18日
「盛夏の庭」


(日差しを浴びて輝くフリーシア)

高温多湿の日本の夏に、いかに庭の美しさを保つか…、庭造りを初めて以来の大きな課題でした。今年の解答は、暑さに強い白い花々、変化のある緑、そして樹木のもたらす緑陰です。それから、いたるところにぶら下げた蚊取り線香も強い味方。5箇所くらい思いきって焚けば、さすがの蚊もなりを潜めます。

蚊さえいなければ、夏の庭は、やはり夕暮れどきから夜が一番。キャンドルを灯しての庭での食事は、話が弾みます。いつもは子どもたちの目をくぎ付けにしているテレビの替わりに豊かな緑があるからでしょうね。

さて、今日、夕方帰ってみたら、ユリのカサブランカが開花していました。迫り来る蚊を追い払いながら、早速撮影。まだ開いたのはたった一輪なのに香りが庭中に漂っています。香りと言えば、今日はどこからか甘酸っぱい匂いも…母が干した梅干の匂いです。大きなざるは今日は本来の役目である梅干を干す道具として使われていました。

いつもはこの梅干用の大ざるいっぱいにポプリを干しています。初夏に作った薔薇のポプリは、もう、果実酒用の大瓶に3個もぎっしりたまっていて。蓋を開けると、ようやく熟してきたのかとても強い香りが漂うようになってきました。オイルを一滴も使っていないのに。薔薇の花びらに秘められた力を感じます。

また、今日は、薔薇の花芯をむさぼるコガネムシも見つけました。夫はこの間、なんとナナフシを庭で見かけたそうです。アブラムシの番人も、このごろではクサカゲロウの幼虫がネット上でも主要勢力。蜂もいろんな種類が忙しく活動しています。季節とともに庭を訪れる虫の世界も移り変わっているようです。


2000年7月2日
「人をつなぐ庭」

(斑入り八重咲きインパチェンス 7/2)

梅雨とはいえ日中日が差せばもう、そこは猛暑の庭。でも、夕暮れどきからは幾分過ごしやすくなります。土曜日の夕方からご近所の方たちとバーベキューパーティーをしました。ゲストは、お向かいのKさん一家とスコットランドから来たカップルです。この、スコットランドからのお客様は、この春からご近所に住むようになった方で、市内の小中学校で英語の講師をしてらっしゃいます。庭中に何箇所も蚊取り線香をたいてのお出迎え。まだまだ蒸し暑い夕べは、ビールもワインも進みます。さすがにあちらの方は、こういったパーティーでの愉しみ方がお上手。次々飛び出すジョーク、そして歌。緑に囲まれた中でのリラックスできる雰囲気も手伝って、初対面に近い人同士もいたのにすっかり打ち解けてとても楽しいひとときを過ごしました。

庭をやっていてよかったと思うことの一つに、庭を通していろんな方と親しくお付き合いするきっかけを持てるということがあります。夕べのパーティーにしても、庭というステージがあってこそのひととき。また、ウェブ上で庭を公開することによって知り合えた方々もたくさんいらっしゃいます。人と人とをつなぐ…そんな素敵な役割をも庭は担っているのですね。庭に立つと誰しもが心豊かになって心を開くことができる、そんな魔力をも庭は秘めているからなのでしょうね。



*京都の庭だより特別編 白い花たち*


 妹の庭で咲いた白い花たちです。

 
 左上は「白富士あじさい」
 右上は「シラン」
 左は「フクシアミスカリフォルニア」です。


 この白富士あじさいは、私の庭にもぜひ植えたい感じです。大きくなったら挿し木の枝を妹からもらうことにします。






2000年 6月18日(梅雨の晴れ間)
「黒点病についての考え方」

待望の週末、しかも日曜日は雨も上がり、たまっていた園芸作業をいっきに片付ける一日となりました。この蒸し暑さで花期を終えたコンテナやボーダーの草花を片付け替わりの苗を植え込み、芽だしをしておいたダブルのインパチェンスを植え広げ、マリポサで調達してきた白い花々のコンテナをもう一つ作り、根が回って元気の無いコニファーとジャノメエリカの植え替えをしてと、ほとんど”真夏”の日差しの中、汗をふきながらの作業です。
夕方近くになって涼しい風が吹き始めるころ、木酢&碧露をたっぷりと散布しました。今日は木酢の濃度を80倍程度にあげてみました。バラたちは、元気の良いものはこの時期ぐんぐんたくましいシュートを伸ばし、新しい枝には蕾をたくさんつけています。例えば、マダムイザークペレールは今年は返り咲きをしながら、根元からは赤いシュートをたくさん伸ばしてくれて。ヘリテージやマサコ、シャリファアスマなどの定評あるイングリッシュローズたちもとても元気なシュートを伸ばしています。フロリバンダのマガリやストロベリーアイスも同じく元気いっぱい。次々と花を咲かせながらシュートの生育も目を見はる感じです。
それでも、バラたちの葉には、この季節に避けられない黒点のしみがついています。それなのにすっかり葉を落としてしまうというわけでもなくて。

今日、マリポサで村田晴夫さんの「つるバラの庭」という本を見つけて買ってきました。つるバラの品種選びから誘引の方法、育て方まで、これまでの栽培書とは、違った感覚、いわば村田流の語り口で書かれていてとても興味深く読むことができます。その中に、小さなコラムですが「無農薬でバラを育てる」という示俊に富む記述がありました。それによると野に自生しているノバラは夏から秋にかけて黒点病で葉を落としてしまうが翌年の花を咲かせる枝がすでに確保されているので影響は無く、返って葉が落ちたことによって実に充分な日が当たって色づき小鳥の食料となって種による繁殖に結びつくとのこと…。要するにバラにとって黒点病はごく当たり前の自然現象なのですね。夏に黒点病ですっかり葉を落としても、翌春には美しい花を咲かせてくれたという経験を、バラを育てている方ならきっとどなたもしてらっしゃるはず。バラという植物は実はもともとそういうものだったのです!
また、同じコラムに、英国のエリシングホールのオーナー夫人は、無農薬でバラを育てていらっしゃるそうなのですが、その庭を訪れると、確かに黒点病が出ている…しかし、黒点の出ている下葉のあたりには、混植された草花が茂り、ボーダーの美しさを充分補っていたというお話も紹介されていました。私も、黒点のでる夏から秋にかけて咲く草花や葉の美しい低木をバラの傍らに植え、庭の美しさを保つ工夫をしています。要するに黒点が出ても恐れずに他の物でおぎなえば良いという考え方ですね。
村田さんご自身も、春に立派な花が咲けば良いという考えで、農薬散布は必要最小限に留めていらっしゃるそうです。

これまで、黒点病が出ると、バラの栽培が失敗したと考えてしまいがちでしたが、もう少し視点を変えてみるとそれほど恐れるほどの事ではなさそうです。これで、多少の黒点には悩まないで、夏を迎えることができそうです。


*京都の庭だより3*
プリンセス ドゥ モナコが一輪だけ咲きました。
蕾を付けていたので、切って花瓶に挿しといたら
開いてくれました。(by Kumi)


いよいよHTバラを育て始めた妹です。
選んだのは定評ある名花。
きっと元気に育ってくれることでしょう。




2000年 6月11日(一日中雨)
「庭の小さな収穫」

いよいよ入梅したのか、今日は朝から一日中雨。傘をさして庭を一巡りすると、リーガルリりーの白がぱっと目に飛び込んできます。他にも柏葉アジサイ、アスチルベ、エンジェルストランペット、夏ツバキ、アナベル…と庭には白い花が目白押し。鈴木省三さん作出の新雪の返り咲く花も白を際立たせています。雨の季節を迎えていっそう緑が濃くなった庭では意外なことに白が引き立って見えます。こんな雨の日は特に。ホワイトガーデンだけは恐れ多くて手が出せなかった私ですが、近頃は白を意識した庭造りに気持ちがかたむいてしまってます。

庭の裏手に回るとそこには収穫の時期を迎えたラズベリーが可愛い赤い実をつけています。ヒヨドリよけに母が霜よけ用に使った白いべたがけシートをすっぽりとかぶせておいてくれたおかげで鳥たちに横取りされることもなく。籠に摘んで軽く洗いすぐ冷凍室へ。毎日少しづつためておき、ジャムにするのです。台所の勝手口のすぐそばに設けた小さな菜園では、レタスが雨を受けて生き生きとしています。堆肥のおかげでしょうか、不思議と虫もつかずにずいぶん長い間食卓をにぎわせてくれています。外の葉から順に摘んでは利用すると、いつのまにかまた綺麗な葉を茂らせてくれて。今年の春に植えたきゅうりも順調。小さな実がとても可愛らしくて。もいだばかりのきゅうりは生のままお味噌をつけていただきます。子どもたちのおなかにあっという間におさまって、母や私の口にはほんのひとかけくらいしか入りません。

(採ったばかりのラズベリー)


小さな小さな収穫ですが、楽しみは大きいもの。子どもたちにとっても忘れられない味となることでしょう。














(キュウリの赤ちゃんとレタス)


2000年 6月3日 
「西側ボーダーの改装」

(柏葉アジサイ)

 庭造りを始めてまず最初に隣家との境に植えたのが山茶花の生垣でした。毎年、晩秋に美しいピンクと白の花を付けてくれていたのですが、
今年は葉の茂り方が弱く、様子がおかしいなとは思っていました。つい、ニ、三日前、葉を観察しているとびっしりと毛虫がついています。びっくりして毛虫のついている枝ごとはらったのですが、翌日また他の枝にも同じように毛虫がついているではありませんか。もともと、山茶花は毛虫がつきやすい木で、毎年梅雨時に注意するようにしていたのですが、こんなについたのは初めてです。ハリエンジュフリーシアが生長したため、今までと日照や風通しの面で条件が悪くなり、樹勢が衰えてしまったのかもしれません。このままほうっておくと、毛虫が大発生しそうなので思いきって山茶花を取り払い、トレリスを立てることを急遽決定。
 土曜日の朝早くから改装にとりかかりました。トレリスは、簡単にフェンスに針金でくくりつけて半日で完成です。冬場にもう一度柱を立ててしっかりしたものに造りかえる予定です。以前から山茶花とボーダーの宿根草や低木とのバランスが気になっていたのですが、今回トレリスにしてみると、思いのほかボーダーの植物たちがひきたちました。無農薬で育てる庭の鉄則として、できるだけ虫のつきにくい植物を選ぶということがあるかと思います。山茶花は、毛虫がつくということを知らずに植えてしまったものでした。
 日曜日は、バラたちへのお礼肥え、碧露&木酢の散布です。ユリの蕾が大きくふくらみ始めました。



京都の庭だより2

 妹が育てているミニバラたちです。
 妹も無農薬派。細長い路地に鉢を並べてのコンテナガーデンです。


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