2月〜3月


2月 3月
バラとハーブのお風呂
木バラの剪定
我が家の色彩計画
ビオラ、いろいろ
冬の味覚・ルッコラ
冬の室内種まき
そろそろ発芽
シジュウカラ巣箱に
クレマチスレポート
オールドローズの大苗届く
早春の庭
趣味の園芸フェスティバル
次々と開花


2000. 3. 26 (晴れ)
「次々と開花」


(しもつけの芽吹き 3/25)

 朝、霜が降りなくなって、1週間たちました。そろそろフレーム内で冬越しをした苗たちも外に出しても大丈夫そうです。昨日そして今日は久々に庭で作業に追われるという、幸福な休日をすごすことができました。
 まず、昨日趣味の園芸展で買ってきたクレマチスの苗を植えつけました。バラに絡まって咲くようにバラの傍らに色を合わせて植え込みます。3年後が楽しみです。
 今日は、フレーム内で冬越しさせたロベリアの苗を使ってハンギングバスケットを作りました。ミズゴケを使った本格的なものです。そのほかにも挿し木で冬越ししたラベンダーセージを植えつけたり。冬蒔きの苗の中で、本葉がしっかりしてきたもフェリシアは植え広げ。菜園の菜花を収穫してそこに冬蒔きのレタスの苗を植えつけました。
 庭のあちこちを観察するとこの1週間でいろいろな花たちが開花してきています。スイセンのテーターテート、チオノドクサ、シラーシビリカなどの小球根類。ビオラのいろいろ。冬からずっと咲きつづけているパンジーたちもずいぶん花数が増えています。毎日毎日目が離せない、そんな季節の到来です。
 シジュウカラは、巣作りが一段落したのか出入りが少なくなりました。あまり静かなのでもしかしたら卵を抱いているのかしらと思います。小さなさえずり声が巣箱の中から聞こえてきたらいよいよ子育ての始まり。えさとなる青虫を収穫した菜花の葉から見つけてしまいました。


2000. 3. 25 (晴れ)
「趣味の園芸フェスティバル


(雪割草 3/20)

 23日の夕方、銀座松屋デパートで開催されている「趣味の園芸フェスティバル」に行ってきました。どきどきしながらエスカレーターをあがって行くとまず入り口にローズオブローゼス社の出店が。大苗がぎっしりならべられています。おおっと思いながら一路展示会場へ。
今年の「趣味の園芸展」は早春の山野草がテーマ。雑木林をイメージした展示です。その中ではスプレー咲きの白の原種っぽい小さなチューリップがひときわ目を引きました。シラーチューベルゲニアナもシビリカといっしょにかわいく咲いていて。奥に進むと芽吹いたばかりの若葉がまぶしいもみじたち。柏葉アジサイも立派な花を咲かせていてびっくり。ぐるっと回り込むと和のムードは一変してバラと野菜やハーブのキッチンガーデンの展示です。野菜たちがバラのアーチと合わせてとても美しく植えこんでありこれも見事。大輪のイングリッシュローズとともに小輪房咲きのスノー・グースというつるバラをからませてあり、惹きつけられます。クリスマスローズのコーナーでは、黒っぽい色の一重とともに淡いピンクの八重咲きのものを植えこんでありました。はじめて見る「八重」にただただうっとりして。そして、最後はクレマチスの展示です。フスカ、カルトマニージョー、アーマンディー、カンパニュリナプレナなどの大株がアレンジメントのようにセンス良く仕立てられていて。アディソニーという釣鐘がたの花のかわいらしさと言ったら…。
 展示会場のすぐ横に即売コーナー。専門のナーサリーが取っておきの品種を携えての出店です。ナーサリーから来ている店員さんたちは知識が豊富で疑問に対して即答えが返ってきます。会場と即売コーナーを行ったり来たりしながらの買い物。時間を忘れます。
 趣味の園芸展は、毎年開催されていて、年毎にテーマが変わるそうです。また来年もと、楽しみが一つ増えた感じがしました。




2000. 3. 11 (曇り)
「早春の庭」


(巣箱へ入ろうとするシジュウカラ 3/11)

 1週間ぶりに庭にゆっくりと立ってみました。クロッカスがクリームイエローとブルーの花をかわいらしく咲かせています。ぱっと明るく華やいで近くを通るたびにうきうきした気分に。バラの新芽ももうずいぶん伸びてきました。そろそろ葉が展開してきそうです。春本番に備えてバラの鉢を移動させたり、植え残しておいたジギタリスやダイアンサスの苗をあちらこちらに植えていますと、ケケケケケと聞き覚えのある声。シジュウカラが巣に入りたがっているのです。作業を中断して物陰に身を隠します。じっと見ているとハナミズキの枝から枝へと飛び移りながら少しずつ巣穴に接近。くちばしには緑色の苔のようなものをくわえて。私の期待通り巣穴へと運び込みました。今日はこんな調子で何度も作業を中断させられてしましました。いいかげんこちらもめんどうになってきてさえずり声が聞こえても知らん顔をしているとあちらももう大丈夫と警戒を解いたのかすぐそばにいても平気で巣穴に入っていくではありませんか。なんともかわいらしい子です。

 今日は午後からバラに追肥をしました。剪定を終えてから4月までは毎月第2土曜日か日曜日に追肥と決めています。完熟した油粕・骨粉、草木灰、よう燐、顆粒状の炭などを良く混ぜて株もとから25センチ〜30センチくらいのところに移植ゴテでユリの球根を植えるような感覚で穴を掘りそこに肥料を入れて軽くすきこみます。なぜユリの球根の植え穴大かと言うと、バラの根元にぎっしりといろんな植物が植えこんであるためそれくらいしか掘ることができないからです。名づけてピンポイント作戦。あと、木酢液を撒けば完璧なのですがそれは明日にして、今日はそのあと種まきの作業をしました。サンズコートから届いた3月蒔きの種が9種類。エンゼルストランペット、アブチロン、ヒポエステス、オキシペタラム、ビデンス、サンビタリア、ノラナ、アガスターシェ、エキウムです。エキウムは、種の交換会でいただいたもの。エキウム以外は暑さに強く、うまく育てば夏中庭を彩ってくれそうです。前回蒔いたものはほぼ芽が出そろったので外のフレームに移しました。あいたスペースに今回蒔いた鉢を並べます。



2000. 3. 5 (曇り)
「オールドローズの大苗届く」



(咲き始めたヘレボラスアーグティフォリウス 3/5)

 今朝、1月に頼んでおいたオールドローズの大苗が届きました。
梱包をほどくと、入っていたのは2品種、 グロワールドディジョンとシャルルドミルです。 マダムロリオールドバルニーも注文したのですが 今回は欠品で来期になる模様。 すぐにバケツに水を張り、ごぼうのような根っこを2時間ほど浸しておきます。 その間に近くの園芸店から、牛糞とバラのぼかし肥を調達してきました。 グロワールドディジョンは、淡い黄褐色からピンクとなるアンティークな雰囲気のつるバラ。 アーチの下に植えつけます。
シャルルドミルは、有名な深紅色のガリカローズ。 こちらは夏つばきの南側の株もとに。 うまく育てば、夏つばきにからませようという考えです。 どちらの場所も花壇の空いているスペースは20センチ四方あるかないか。 そこで、テラスに敷いてあるレンガを花壇に沿って数枚はがし、 充分な植え穴のスペースを確保しました。 がりがりと硬い土を掘って行くこと50センチ。 底にバラのぼかし肥を入れ、底の土と良く混ぜます。 次に牛糞をたっぷり入れて土を少し戻し良く混ぜた上に苗の根を良く広げて植えつけます。 再び牛糞を良く混ぜながら継ぎ口が少し土の上に出る位に土をかぶせて出来上がり。 これを2箇所やると結構良い運動になります。
水はもちろんたっぷりと。 最後に先ほどはがしたレンガをまた元通りにはめておきます。 追肥のときにはまたこのレンガをはがして肥料を入れます。 狭い庭で、植え場所を確保するための知恵ですね。 DIYで、敷いた方形レンガは、こんなとき自由自在にはがせてとても重宝です。

 作業が終わってみると朝方にさしていた薄日はどこへやら。 春の日差しは期待通りとは行かず風はまだ冷たくて。 咲き始めたクロッカスのクリームイエローとシルバーブルーの蕾もかたく閉じられたままでした。



000. 3. 5 (薄曇り)
「クレマチスレポート」


(ヘレボラスオリエンタリス 3/5)

 昨日、郊外のガーデンセンターマリポサにクレマチスの苗を見に行きました。天気予報どおり、つくころにはポツリポツリと雨。
2月のころの雨と違って春を感じさせる雨です。一雨ごとに植物の成長を促してくれるような。さて、売り場には、たくさんのクレチスの苗が系統ごとに整然と並べてありました。周りには、じっくり品定めをする園芸家とおぼしき方たちが数人。モンタナ系、パテンス系、フロリダ系、ジャックマニー系、ラヌギノーサ系などの
従来から良く見かける品種のグループのほかに、ビチセラ系や日本の原種、外国の原種のコーナーも設けられています。
原種の中には、お目当ての冬咲きの常緑種なども入荷されていたようなのですが、”もう”売りきれたのか、苗は見あたりませんでした。かわりに目にとまったのは、カルトマンジョーという木立性の春咲き常緑種。花は小さく白く可憐で、葉にクレマチスらしからぬ切れこみがあって面白い感じです。外国の原種のようです。そしてもうひとつは、ビチセラエトワールバイオレットという濃い紫の花が咲く品種。お店でいただいたパンフレットに寄れば、ビチセラは南欧産の原種で、暑さに強く四季咲き性、中小輪ながら花付きも良いとのこと。お店の温室には、りっぱな花付きのクレマチスの鉢が何種類も飾ってあってその中にも、このビチセラの鉢を見つけました。赤紫の花が咲いてたのですが、とても洒落たニュアンスがあるのです。一目で気に入ってしまいました。早速、この2品種を家に持ち帰ってイングリッシュローズとオールドローズのトレリスにそって植えこみました。そばにあるシャリファアスマやセイントセシリアそしてコーネリアのやわらかなピンクにこの2品種の濃い紫と白が良く合うだろうという算段のもとに。どちらも小さな苗ですので見ごたえが出てくるまでには2〜3年はかかると思われます。

 さて、今朝は雨も上がり薄日も差してきています。チューリップの芽がまた伸びることでしょう。
 斑入り葉のチューリップ(右写真)を育てているのですが、なかなかいい感じです。今日は、春に届くであろうバラの穴を掘らねばなりません。大仕事のあとは、やはり庭で一息お茶でしょうか。



2000. 2. 27 (晴れ)
「シジュウカラ巣箱に」

 日曜日としては早朝、クリスマスローズの蕾はいかにとかがみこんでボーダーをのぞいていると頭の上で聞き覚えのあるさえずり声が。シジュウカラです。すぐ近くの低木の梢にとまって、じっと巣箱をうかがっている様子。電線の上では、番の相棒とおぼしき一羽がケケケッケケとしきりに警戒音を発しています。私がお邪魔なのだなと察して慌てて家の中へ。出窓からそっと覗いていると、あっ、巣箱の入り口から外をうかがっているかわいい頭が見え隠れしています。早速、まだベッドでのんびりと朝寝を楽しんでいる上の息子に報告です。ぱっと飛び起きて出窓に走る彼。去年の夏休みの宿題で父親と作ったのがこの巣箱なのです。我が家では2代目の巣箱となりますが無事入ってくれそうでほっとしました。

 日中は昨日と違って少し暖かさが感じられる一日となりました。木酢液をジョーロで地面に撒いたりダブルのペチュニアの種を蒔いたりと半日庭で過ごしました。その間、シジュウカラたちはほとんど姿を見せず。巣作りのこの時期は、いったいいつ材料を運んでいるのか不思議なくらい。私たちに気付れない間にどんどん作業を進めているのです。お向かいさんでは、今年2箇所に巣箱をかける予定とか。シジュウカラ倍増計画です。夜盗虫やチュウレンジバチの幼虫を食べに夏に一族一統ひきつれてやってきてくれるとほんとに助かります。おかげで去年の9月には恒例となっていた懐中電灯を持っての夜回りが不要でした。今年も庭の一員として活躍してくれそうなシジュウカラです。



2000. 2. 26 (曇り)
「そろそろ発芽」


 春は、ここに来て意地悪く足踏みをしています。今日も長い間外にはいたくないような冷え込み。よくよく見れば、チオノドクサやクロッカスが小さな蕾を付けています。開きかけたクリスマスローズオリエンタリスの蕾はそのまま固まっていて。元気に黄色を提供してくれているのは水仙のラインベルトアーリーセンセーション。この前植えつけた種からのアリッサムの苗たちが、けなげに白やアプリコットの花をつけ始めています。室内では、先週蒔いた種が少しずつ発芽し始めました。フェリシア、アスターと言ったところは、小さな白い根が見え始めて。目を凝らしてじっと観察しないと確認できないほどの小さな芽はミムラス。これが初夏には花を付けると言うのですから驚きです。発芽したものから、室内でもできるだけ日のよく当たる場所へと移動させます。全部の品種が出そろうまで、土の表面をじっと観察する毎日が続きます。

 今日マリポサに行きましたら、お店の裏の方で来週からのクレマチスフェアの準備をしていました。
準備中の苗の中には、常緑・原種っぽいもの・冬咲きと今まで店頭ではあまり見かけなかったものも含まれていました。来週もできれば行ってみようと思います。




2000. 2. 20 (冷たい雨のち雲り)
「冬の室内種まき」


 サンズコートガーデニング倶楽部というサイトから、先週、冬蒔きの種が届きました。年間8回の頒布会に申しこんだのです。届いてすぐに種を冷蔵庫の野菜室に保存。今日ようやく蒔く時間が取れました。4.5号の平鉢10個に種まき用の市販の土を平らに入れて、種を蒔く前に十分にジョーロで土を湿らせます。あらかじめ品種名を書いておいた札を鉢にたてておいてから種を蒔いていきます。一鉢に一品種が基本。まず、蒔きやすい大きなものを蒔き、薄く伏土して軽く水をかけます。次に微細な種子を蒔いていきます。伏土はしません。鉢ひとつひとつに鉢受け皿を敷き、室内に取りこみます。置き所は、リビングのできるだけ暖かい場所に。今日蒔いたのは、ミムラス、フェリシア、ペチュニア、ネメシアロベリア、アカンサス、アマランサス、アスター、アルピナアスター、ブロワリア、レタスミックスとマスタードです。いずれも初夏が花のピークとなりそうです。初めて蒔く品種が多く、はたしてうまく咲かせられるでしょうか。楽しみです。



2000. 2.12 (春を感じた一日)
「冬の味覚・ルッコラ」


 台所の勝手口を出てすぐのところに畳1畳ほどの小さな菜園を設けています。夏はそこでバジルやトマト、冬はルッコラやパセリ、ブロッコリーなどを育てています。ルッコラは、ほんのりごまの香りがするハーブ。サラダに散らすとちょっとおしゃれな味になります。今日は、友人が訪ねてくれたので、昼間は久々に庭でお茶、夕食には、このルッコラを敷いたお皿にほぐしたカニの身をのせておだししました。冬の間ルッコラは虫もつかず葉も柔らかく生でおいしくいただけます。カニとの相性もよく、シンプルな割に好評でした。ルッコラは、バジルが終わった後、秋に地面にぱらぱらと種を蒔いておいただけ。間引きながら収穫していき、春に花が咲くまで楽しめます。冬の菜園には手軽でお勧めのハーブです。



2000. 2. 11 (晴れ)
「ビオラ、いろいろ」


 通販で、ビオラの種を取り寄せています。今年はチャントレーランド、アドミレーション、ラブラドリカ、イエスタディ・トゥデイ&トゥモロー、バンビニ、アークライトルビーパーフェクション、ハイブリッダブルーシェイズ、などを育てています。イエスタディ・トゥデイ&トゥモローは、早々と去年の秋から咲いており、そのほかの品種もこのところ徐々に咲き始めました。通販の説明書きのみで写真も見ずに育て始めた品種とは初のご対面です。 例えば、バンビニは、黄色の顔に青の花びら茶色のひげとはっきりとした色合いですが、花びらが薄く、縮れていてなかなか雰囲気がありました。アークライトルビーは、ビロードのような花びら、にも見える深い赤でした。最初の花を見るのは種まきガーデニングの一番嬉しい瞬間です。どちらもこれから花が咲きそろっていくのがとても楽しみ。ビオラの間から、チューリップの芽もかわいく伸び始めています。



2000. 2. 9 (冷え込む夜)
「我が家の色彩計画」


 早咲きのパンジーやビオラがブルーの花を北風に震えさせています。濃いローズや淡いピンクのパンジーが温かみを添えていて。白いアリッサムがちょっとしたアクセントに。ここでは、ブルー、ピンク白の組み合わせですね。この組み合わせは、ほぼ失敗の無いパターンです。西側のボーダーは、黄色がメインカラーです。黄色の斑入りのアオキサルフレア、ハリエンジュフリーシアの黄金葉。黄金フウチソウ、山吹の斑入りのもの、黄色のアリッサム。それに呼応するものは、濃い紫の葉を持つスモークツリーロイヤルパープル、植えっぱなしのムスカリの青、チューリップも紫の品種を。合間に柏葉アジサイや百合の白。モナルダの薄紫も黄色とよく合います。南側は、赤をポイントに。LDブレイスウエイトのよく目立つ赤。そして、カクテル。赤い西洋さんざしも植えました。赤は、数が少なくともインパクトがあります。青や白を添えて、うるさくならないようにします。窓辺を囲むボーダーはピンクから白のバラのボーダー。青い花やいろいろ色みの常緑樹を合わせています。我が家に無いのは、濃い黄色、鮮やかなオレンジといった系統の花です。あと、葉物はとても重要な存在。シルバー、斑入り、黄金葉は気に入ったものを見つけると即導入しています。大体このような大まかな色彩計画を基本にして植えつけておくと偶然育ったものでも案外感じよく咲いてきます。時には、植えたことをまるっきり忘れていた球根たちさえも。そんな偶然が私の庭の真髄かも知れません。



2000. 2. 5 (春のような一日)
「木バラの剪定


 毎年、木バラの剪定は「建国記念の日」にと決めています。ところが今年は、急速に動き始めたバラの芽を見ていて1週間急ぎ、今日剪定を行いました。日差しがぽかぽかと暖かく上着を着ていると汗ばむほどの陽気。これでは、バラももう春が来たと芽を膨らませるのも無理はありません。つるバラの整枝は、12月にもう終わっているので、今日は、HTとフロリバンダ、イングリッシュローズにはさみを入れます。HT、心持深めに、芽の位置をよく確かめて外芽の少し上で切っていきます。フロリバンダとイングリッシュローズは、仕立てたい大きさに合わせて浅めに枝先を落とします。長く伸びたイングリッシュローズのシュートはつるバラのように横に寝かせて誘引しておくと花つきが良くなります。あとは、重なりあった枝とか、弱い枝を必要に応じて整理して。ぱちんとはさみを入れるたびにこの芽が伸びて咲いたときの姿が想像されて、最高に楽しいひとときです。今年は、庭の中心で大きく育ったヘリテージを1.8メートルほどの高さで剪定してみました。花時はさらに伸びて咲くわけですが、上品なばら色の花が滝のようにたわわに咲く様を思わず想像してしまいます。明日、市販のバラの肥料を少量ずつ芽だし肥としてあげる予定です。

2000. 2. 1 (冷え込む夜)
「バラのポプリとハーブのお風呂」


初夏のころ、開ききってあと少しで散ってしまいそうなバラの花をそっと花首のところで折りとります。
梅干を干すのにちょうど良さそうな大きなざるにいっぱい集めて風通しの良いところで乾かします。
少し日に当てるとかりっと仕上がります。それを8リットルは入る果実酒用のビンにぎっしりと詰めて、湿気ないように密封しておきます。しばらくおいてふたを開けると、甘い香りがふわっと漂って、バラのポプリの出来上がりです。同じように夏には庭のハーブのいろいろ乾燥させて、果実酒用の大瓶に保存。ミント、ベルガモット、レモンバーム、レモングラス、フェンネル、etc.いろんなハーブを混ぜ込んだビンの口からは、強い香りがします。これらのポプリやハーブを入浴剤として使っています。使い方は簡単。お茶ガラパックに詰めこんで、浴槽に浮かべておくだけ。薄茶色にお湯は染まりますが、ほのかに香りが漂い、なんと言っても温まり方が違います。お肌もすべすべに。我が家では、冬のお風呂の定番となっています。




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