12月〜1月


12月 1月
「ホームページは、若葉マーク」
「バラ熱冷めず…」
「元肥も有機が主体」
「大仕事…つるバラの整枝と誘引」
「バラのリキュールの味」
「鉢バラの植え替え」
「バラの元肥やり」
「生ゴミ堆肥の仕込み」
「土地や気候に合わない植物を育てるコツ」
「冬の庭に佇んで…」
「郊外のガーデンセンター」
「春苗を迎える準備」
2000 1月 29日 天気 (晴れ)
「庭に来る小鳥たち」

冬は小鳥たちの季節。
早朝から様々な野鳥たちが庭を訪れます。
シジュウカラはもちろんのこと、
オナガ、ヒヨドリ、メジロ、
そして、ときにはウグイスも。
葉を落としたバラの枝から枝へと飛び移っては、
せわしく頭を動かして、なにか食べるものを探している様子。
ハナミズキが、良い止まり木になっていて、
つがいのヒヨドリの特等席です。
晩秋のころ、
近くの雑木林を散策しました。
私が住んでいる東京の郊外は、昔は里山が点在する緑豊かな田園でした。
里の人々の命と暮らしを支えていた大切な里山は
近年次々と宅地化され、
今では、それを保護しようとする地域の有志の方々の活動に支えられて、
わずかに残されているにすぎません。
すっかり葉を落とした落葉樹の林を
かさかさに乾いた落ち葉を踏みしめながら歩いていくと、
山桜の巨木が現れました。
ふと、見上げると、
枝から枝へと飛び交っていたのは、
シジュウカラたちでした。
春、うちで子育てをするシジュウカラたちも
この雑木林をねぐらとしているのでしょうか。
庭も地域の生態系の一部なのだと感じた一瞬でした。



2000 1月23日 天気 (晴れのち雨)
「春苗を迎える準備」

鉢植えにしてあった、つるデンテイ・ベスを地植えにすることにしました。
ピンクのフロリバンダ、ストロベリーアイスの傍らに、
一重のつるバラは、きっとよいアクセントとなってくれることでしょう。
注意深く穴を掘っていくと、あれ、百合の球根が。
ちょっと場所を譲ってもらいます。
穴の底に堆肥と肥料を入れて土とよく混ぜ、鉢からそっと取り出した株を
根を広げて植えます。細根がしっかり伸びて、よい状態です。
仕上げに牛糞でマルチング。
これで、ひとつ鉢が空きました。
春には、オールドローズの春苗を植える予定です。
今日、その苗をFAXで注文しました。
シャルルドミル、マダム・ロリオールドバルニー、
そして、グロワール・ド・ディジョン。
グロワールはアーチに、他はとりあえず鉢でと考えています。
狭い庭で、植え場所を生み出すのは、パズルのようなもの。
日当たり、株間などの条件も考慮に入れて。
そこがまた、愉しみのひとつです。

2000 1月22日 天気 (冬晴れ)
「郊外のガーデンセンター」

雪国から雪の便りがきこえると、
東京でも空気がぴんと張りつめて、
空の青さが増します。
それでも防寒着を羽織れば、
庭の陽だまりで一息お茶を飲めますから、
お日様には感謝です。
今日は、久々に近くのガーデンセンター
≪マリポサ≫に行ってきました。
ちょくちょく覗いておくと、これはという代物に出会える店です。
今日はクリスマスローズが花盛りでした。
オリエンタリスの花つき苗がたくさん。
色を見て選べると言う贅沢な企画です。
木立性の物も売られていて。
うちでも、去年植えたフエチダスが咲き、
アーグティフォリウスが、花芽をつけていましたっけ。
シルバーの葉を持つ珍しい樹木の苗木やマートルの苗に目が止まりましたが、半耐寒性ということで、見送り。
Old Roseの大苗もめぼしいものはもう売れてしまっていて。
あとは、ゆっくりと店内を散策しながら、
気になる品種をチェックです。
結局どうしても欲しいものって、後になって脳内にぶり返してきます。
そのときが、買い時と思えるようになりました。
最近では、グロワール・ド・ディジョンと言う名のオールドローズ。
アーチに絡まる姿をどうしても想像してしまいます。
RofR社のカタログにあったかどうか、後で、チェックしておかねば…

2000 1月16日 天気 (くもり)
「冬の庭に佇んで…」

2月のバラの剪定までは、これと言った庭仕事も無く、
今日は、ゆっくりと庭の植物の観察です。
パンジーやビオラは、早咲きのものから
順に次々と蕾をつけては咲いています。
昨夏初めて蒔いたビオラの蕾を見つけました。
品種名と色しかわかっておらず、
どんな花が咲いてくるか楽しみです。
クロッカス、水仙、チオノドクサなどの球根も芽を出していて。
斑入りの沈丁花の蕾もふくらんできました。
去年から心がけて導入したコニファーが
冬の庭の骨格を作ってくれています。
オリーブものびやかに枝を伸ばして、存在を主張し始めました。
デルフィやルピナスたちも、株もとが太く立派になってきて、
今年も咲いてくれそうな感じです。

幸い、風は無く、1時間ほどぼんやり庭で何をどこにと
「脳内ガーデニング」。
東京の冬は暖かいとはいえ、
やっぱり今日のようにお日様が出ないと冷え込みます。
でも、北国で春を待つガーデナーたちを思うと、贅沢は言えません。
インターネットを通じて、いろんな地方のお庭の様子が、
手にとるようにわかります。
そして、ガーデナーたちの気持ちも...

「インターネット時代の園芸入門」と言う本を入手しました。
HPで自分の庭を公開しながら、
インターネットで、ホットな情報を収集するといったガーデナーたちが、
これから急増するのでは…(もうすでにしている!?)
と感じました。



2000 1月15日 天気(くもり)
「土地や気候に合わない植物を育てるコツ」

ぜひ、教えてくださいと、
東京のナガヤマさんからメールをいただきました。
冷涼地で咲くイングリッシュガーデン向きの植物を
東京で、と言うことでしょうか。
デルフィやルピナスを東京で咲かせるのは、
そんなに簡単なことではありませんでした。
何度も失敗した挙句にようやく、と言った感じです。
東京では、冷涼地を好むものは一年草と割り切って育てています。
同じ庭でも、場所によって、
日当たり、通風、温度等、微妙に環境が違います。
植物の育つ様子を年単位で観察すると、
庭のどこががどんな植物にふさわしい場所か、
だんだんわかってきます。
そこで、育てたい植物をここぞと言う場所に植えてみます。
ためしにという気持ちで、何箇所か候補地を選んで植えてみると、
うまく咲く株があるものです。
そのとき、必ず咲くことが分かっている植物を
となりに植えこんでおくと保険になります。
うちは、地植えでは一年草を植える場所が無いので、
鉢植えにして、最適な場所に移動させて育てます。
飾るときも、バラに合わせてデルフィという具合に
鉢ごとベストポジションに。
また、堆肥をたっぷり使って、植物そのものを丈夫に育てると、
うまく行く確率が高くなります。
暖かくなったら、虫がついていないか、
チェックをするのも忘れずに。
一度成功すると、
自分の庭がどんな環境の庭なのかが良く分かります。
咲かせた喜び以上に得るものが大きいです。
ぜひ、チャレンジしてみてください。

2000 1月9日 天気 (くもり)
「生ゴミ堆肥の仕込み」

年末年始でたっぷり生ゴミが出ましたので、
今日は、その仕込みです。
密閉できるポリ容器に3個。
みっちり生ゴミが、たまっています。
毎晩、台所仕事の仕上げに
発酵促進剤とともに漬けこんでおいたもの。
ふたを開けると、プーンとお漬物の醗酵したようなにおいが。
45リットルのふたつきゴミバケツに、古土と共に入れていきます。
土となじむようによく混ぜながら。
2〜3ヶ月後には、ふかふかの堆肥になってることでしょう。

西側のボーダーには、以前作っておいた堆肥を
ばらばらとまいておきました。
これで、追肥をさほど必要とせずに
混植ボーダーが今年1年維持できると言うわけ。
堆肥作りは手間がかかるようですが、庭の管理は、逆に手抜きOKに。
コンテナに堆肥を入れて育てたら、
パンジーも、以前ほどアブラムシがつかなくなりました。

2000 1月5日 天気 (くもり)
「バラの元肥やり」

どんよりとした空。明日か明後日には久々に雨が期待できそうです。
年内に施そうと思っていた、バラの元肥やりが、
年明けになってしまいました。
庭全体で、油粕と骨粉、草木灰をそれぞれ5キログラム。
カニ殻やもみ殻クン炭も混ぜ込みます。
あと、実験的に菌根菌を今年は入れてみました。
バラの根もとの空いている場所を探して
慎重にシャベルで穴を掘っていきます。
周囲にぎっしり植えこんである他の植物の根や球根を
傷つけないように、そっと、そっと。
ものの本には、40センチの深さに掘りなさいとありますが、
とてもそんなに深く掘れるものではありません。
20センチ〜25センチが限度と言うもの。
そこに、良く混ぜ合わせておいた肥料を入れて、軽く土と混ぜます。
そのあと、生ゴミ堆肥をどさっと入れて、
牛糞でマルチングをして出来上がり。
株の大きさや系統によって、肥料の量は調節します。
22株全部に元肥をやると、体は、ぽかぽかに。
いつもは、最後の仕上げに木酢にんにく液を薄めたものを
ジョーロで地面に撒くのですが、今日は夕方になってしまったので、
翌日に持越しです。

土を掘り返していると、土の状態、根の状態が良く観察できます。
まるで、土と対話をしているよう。
ふかふかの土の中で
いろんな植物たちの根っこが、ぬくぬく気持ちよさそうに伸びていて、
春の準備を始めていました。

2000 1月1日 天気 (晴れ)
「鉢バラの植え替え」

穏やかな元日。
近くの神社で初詣の後、鉢バラの植え替えに取りかかりました。
10号鉢が8個という、大仕事です。
鉢から根を取り出してみると、
真っ白な細根が、鉢底までしっかりとまわっていました。
昨年入れた生ゴミ堆肥は、すっかりこなれて黒い土になっています。
根の状態が、良いことに満足満足。
今年は、良い花をたくさん咲かせてくれることでしょう。
生ゴミ堆肥を鉢の底に三分の一ほど入れて、少し用土を入れ、
その上にしっかり土を落としたバラの根を良く広げて植え込みます。
ウオータースペースを取ることを忘れずに、
継ぎ口の少し下のあたりまで土を入れ、水をたっぷりとやります。
古い土は、後で良く日に干して堆肥作りに使います。
部屋の中では、お正月用に生けた名残のバラが、
松の緑を背景にゆっくりと蕾をほどき始めました。

1999 12月29日 天気 (晴れ)
「バラのリキュールの味」

秋に仕込んでおいたロサ・コンプリカータの実のリキュールを
食後に一口だけ飲んでみました。
薬を使っていないので、お酒作りも安心してできます。
色は、紅茶色。
舌の上で、ふわっとバラの香りが広がり、なんとも上品な味。
これは、きっとバラの季節のお客様にも
喜んでいただけることでしょう。


1999  12月28日 天気 (冬晴れ)
「大仕事…つるバラの整枝と誘引」
 
防寒着を着て、午後から、庭にでました。
つるバラの誘引と整枝は、今がまだ、枝が柔らかくて適期です。
皮の手袋と剪定バサミは、必需品。あと誘引用のビニタイも。
剪定バサミは、高枝切用と
50センチほどの柄のついているものが便利。
手を刺で傷つける危険が少なくなります。
まず、今年の花枝を2,3芽残して切り詰めていきます。
枝を切っていると、名残のバラたちが、香ってきます。
古い枝は、思い切って付け根から切り取り、
今年伸びたシュートを誘引します。
これで、来年の庭の表情が決まります。ロココの大きく伸びた枝を残して、家の壁に沿わせました。
葉の残っている枝先は、軽く切り詰めておきます。

作業の仕上げは、切り落とした枝の後始末。
新聞紙をゴミ袋の内側にあてがっておいてから、
短く切った枝を入れていきます。
ゴミの収集をしてくださる方の手を傷つけないために。
すべての作業が終わるころ、空は、ばら色の夕焼けに包まれていました。
庭もすっきりとして、新年を迎える準備が整ったという感じです。



1999 12月23日 天気 (晴れ)
「元肥も有機が主体」

このところの冷え込みで、
アメジストセージなどのセージやダブルのインパチェンスなどが、
すっかり枯れました。
枝や葉をきれいに取りさると、
コニファーの緑が、生き生きとして主役の交代です。
近くのホームセンターで、
バラの冬の元肥をたっぷりと仕入れました。
油粕と骨粉、草木灰をそれぞれ5キログラム。
カニ殻や籾殻クン炭も混ぜ込みます。
牛糞もたっぷりと。
これから、1月にかけてこの元肥をやる作業、
つるばらの整枝、鉢植えのバラの植え替えと大仕事が続きます。


1999 12月12日 天気(小春日和)
「バラ熱冷めず…」

ジャストジョイをようやく鉢植えにしました。
名高いHTです。どんな花を咲かせるか楽しみ楽しみ。
性懲りも無く、フロリバンダのブルーバユーという
薄紫のバラを買って来ました
これも鉢植えに。
ドイツトウヒをマダムイザークペレールの横に植えつけました。
濃い緑が冬の庭に似合います。


1999 12月3日 天気(木枯らし)
「ホームページは、若葉マーク」

ホームページの開設をしました。季節ごとに、
更新していきたいと思います。
今日は、今期初めて、冬を空気に感じました。
先週末、届いたバラ苗(ジャストジョイ)の
植付けを早くしなければ、と思うのですが、
まだ、仮植えのまま。
咲き始めた種からのパンジーが、北風に震えていました。

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