【ヒメバチ】
バラの周りでうろうろ飛んでいる小さな小さな蜂のような虫を見かけたことはありませんか?これは、ヒメバチといわれる寄生蜂。蛾や蝶など、いろいろな昆虫達に寄生する益虫です。ヒメバチのグループは種類がたいへん多く、特定するのは難しいですが、その中でもあるものは、生物農薬としても利用されているようです。

画像はnoriさんからのものです。noriさんのHPには、このヒメバチに関するとても興味深いレポートが掲載されています。



そして、ご覧下さい!このヒラタアブの幼虫、なんだか様子がおかしいですよね。上のヒメバチの中にはヒラタアブの幼虫に寄生する蜂もいるとか。この幼虫も寄生されてしまったのかもしれません。ヒラタアブは、寄生されても、アブラムシを食べ続けるのだそうです。そして、いよいよさなぎとなって羽化するときに中からでてくるのが、寄生したヒメバチの成虫なんだとか。noriさんが教えてくださいました。この画像もnoriさんからです。


でも、安心してください!そのヒラタアブに寄生するヒメバチにもちゃんと天敵がいるのです。これは、ビロウドツリアブという小さな虫。ヒメバチに寄生します。Toto&Bebeさんが教えてくださいました。

こんなふうにして、バラの周りでは、毎日小さなドラマが繰り広げられています。バラを育てるということは、どうやら豊かな生態系を築いていくことにもつながるようですね。

天敵の来る庭へ

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