”米ぬかフリフリ作戦”うどん粉予防のための新しい米ぬか活用法として、kajinyさんが”米ぬかふりふり作戦”を提案してくださいました。掲示板でも大反響を呼んだこのやり方、まずは、kajinyさんのかきこをごらんください!kajinyさんのTea Timeでの発言より (2005.3.27&28)
思えば私も、今までも米ぬかを庭に撒くときに”花咲かじいさん”よろしく、ぱあーっと勢い良く撒いて、自然と葉にかかっていたものでした。実は、去年は米ジョーにこだわって、この”花咲かじいさん撒き”をぜんぜんしなかったところ、うどん粉病が若い株に少しですが出てしまったのです。それまでの年は花さかじいさん撒きで、うどん粉発生ゼロ!知らず知らずのうちに行っていた”米ぬかふりふり作戦”が効果を発揮していたのかもと思い当たるふしがあります。 葉が展開する初期のうちから、米ぬかを使って良い菌環境を葉面で構築しておいてうどん粉を予防する…簡単かつ画期的な方法ですね。 ちなみに、kajinyさんは、2階まで伸びたつるバラにも、2階の窓からぱらぱらと、”米ぬかふりふり作戦”を実行されているとのこと!噴霧器での散布が難しい場所でも、これなら簡単かつ手軽にできそうです♪ ”米ぬかシュガー作戦”さて、上記の”米ぬかふりふり作戦”に触発されて、じょうないさんというバラの生産者さんが、とても面白い実験をしてくださいました。名付けて”米ぬかシュガー作戦”。なんと、米ぬかと砂糖の力でうどん粉病が一夜にして消えてしまうと言う驚きの実践です。まずは、じょうないさんのかきこをどうぞご覧下さい。じょうないさんの”Tea Time”での発言 (2005.4.5)
じょうないさんの日記によると、水1リットルにスプーンいっぱいの砂糖を混ぜ、うどん粉が出ている葉にハンドスプレーで噴霧し、そのあと米ぬかをふりかけたのだそうです。 以前から、2パーセントの砂糖水に食器用洗剤を数滴たらし、うどん粉が出ている葉にかけると、うどん粉が消えるという話は有名です。が、これに米ぬかを混ぜることで、もしかしたら砂糖のパワーが増したのかもしれません。米ぬかに含まれる有用菌が、砂糖水で元気になり、うどん粉病の菌をやっつけてしまったのかも…これはすごいやり方の発見ですね! ただ、じょうないさんによると、米ぬかを葉に付けたままにしておくと、薬害ならぬ米ぬか害が出てしまうとのこと。葉やけに注意する必要がありそうです。 うどん粉が消えたらすぐに米ぬかを洗い流すか、害の出ないレシピの開発が必要ですね。 うちでは、残念(?)なことにうどん粉病が全く発生していません。試してみたくてもできない状況です。^^;でも、私がこの作戦をやるとしたらということで、ちょっと考えてみたことがあります。2パーセント砂糖水に、少量の米ぬかを混ぜて溶かして病気の葉にかけるというのは、いかがでしょうか。水に溶かせば、葉に付くのはごく少量の米ぬか。害が出る可能性は減るのではと思うのですが…もしよろしかったら、どなたか試してみられませんか〜?^^; さて、これらの作戦のまとめです! kajinyさんの”Tea Time”での発言より (2005.4.7)
まずは、土の中の善玉菌を元気にする”米ジョー”作戦。その上で、葉面の菌のバランスを良くするために”米フリ”作戦。それが間に合わなくてうどん粉病になったときに”米シュ”作戦という3段構えでうどん粉防除!「米ジョー」「米フリ」「米シュガー」と三拍子そろってのうどん粉対策です。今シーズンは、これをみんなでいろいろと探っていけたらって思います! このような新しい栽培法をみんなで考えていくことで、オーガニックは、「お金&手間がかかる」というイメージを払拭できるといいですね〜。「ラクで楽しい」オーガニックを目指して、誰でも簡単に手に入る安価な素材を使い、手間の要らないシンプルなやり方なのに、驚きの効果がでる栽培テクを米ぬか仲間みんなで探っていきましょう♪ 掲示板でのみなさんからのご意見をお待ちしています! |