有機物マルチ

“有機物マルチ”とは、庭の土を未熟な有機物で覆い、
じっくりと時間をかけて分解させていく中で、
土壌の微生物を活性化させ、土を豊かにしていこうとするものです。

スタートは、冬。
12月から2月にかけて、
剪定で出た枝をできるだけ細かく切って、
花壇の土の上にじかに撒いていきます。



その上から、米ぬかをうっすらとふりかけます。



次に、良質の堆肥でカバー。
微生物を紫外線から守り、適度な湿度を保つためです。
もちろん、これで見栄えも少しはよくなります





堆肥の下では、寒い冬のあいだでも白い菌糸がみっちりと張っていきます。
この菌糸が発酵のスターターとなり、剪定枝などの有機物を1年かけて分解してくれるのです。




たっぷりの有機物を食べて元気になった微生物達は
さらに土を
ころころに団粒化させて、肥沃な土をつくってくれます。
れを“土ごと発酵”といいます。




毎年冬に出る剪定枝をごみにせず、
土に返すことで、
健康なバラが育てられるということです。
この有機物のマルチは、年間通していつでもやって
OKです。
暖かい時期だと半年くらいで有機物は自然と土
に返っていきます。




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