発酵米ぬかは、そのままでも肥料として使えますが、
さらにパワーアップさせるためにこれを元だねに、発酵肥料を作ります。
材料は、油かす、骨粉、草木灰、生の米ぬか、カニガラ、魚粉、クンタンなどなど…
よさそうなものをいろいろ組み合わせて
自分だけの発酵肥料作りにトライするのも楽しいものです。
電動生ごみ処理機の乾燥生ごみも使えます。
材料がそろったら、そこに、発酵米ぬかを総量の10分の1程度加えます。
もちろんこれよりも多くてもOK。
発酵菌が多ければ発酵は早く少なければゆっくりと進みます。
@ バイオポストを入れて作った発酵米ぬかを元だねとし、
電動生ごみ処理機で作った乾燥生ごみを使って
発酵肥料を作ってみました。
乾燥生ごみでだけなく、油粕や骨粉などの有機質肥料も投入すれば、
本格的な発酵肥料になります。
乾燥生ごみは酸性なので、
ほんの少し、庭でのBBQで出た灰を入れます。
草木灰やクンタンでももちろんOKです。
さらに、生ごみ処理機から出た乾燥生ごみを投入。
そして、水分を総重量の25パーセントくらい、
握ってもぱらっと崩れる程度加えよくすり混ぜます。
テラコッタの鉢に入れて、しっかりとふたをします。
その後、温度が上がってきたら時々かき混ぜるということを続けます。
この発酵肥料の場合、仕込んですぐに甘い匂いがし始め、
穏やかに発熱しながら白い菌糸がまわっていきました。
A 2週間から1ヶ月くらいで温度が下がり全体に白っぽく色が変化してきたら、
化成肥料を総重量の10パーセントくらいを超えない程度に入れます。
化成肥料は、酵母菌を元気にします。
菌の働きで化成肥料がアミノ酸などに変化するのだそうです。
私は、リンカリ肥料に8-8-8の低度化成をブレンドして使っています。
リンカリを補充することで、バラのための肥料バランスもよくなります。
化成肥料を入れると一時的に温度が上がります。高温にならないようにかき混ぜるということを続けます。
温度が下がりさらさらに乾燥したら、鉢から取り出し、
麻袋や紙袋のような通気性のよいものに移して直射日光や雨があたらない場所に保管しておきます。
しばらく寝かしておくとさらに真っ白でさらさらな肥料に変化していきます。
できあがった発酵肥料は、全部使ってしまわずに少し残しておけば、
また元だねとして使うことができます。