オーガニックなバラ選び


(エブリンとイボンヌラビエ)

オーガニックでやっていくときに、大切なのがこの品種選びです。

ありとあらゆるバラを育ててきましたが、
オーガニックでも、易々と育つバラもあれば、
何度挑戦しても、何年かすると枯れてしまうバラもあります。

原種バラ、オールドローズ、つるバラは、丈夫なものが多いです。
主に一季咲きかそれに近いバラですね。


(オノリーヌ ド ブラバン)

それに対してHTやフロリバンダは、
品種によっては、農薬による防除が必要なものがありそうです。

ERは、品種によって、育てやすいもの、難しいものといろいろです。
近年作出されたものは、
耐病性のある丈夫なものが多くなってきました。


(シスターエリザベス ジェントルハーマイオニー アランティッチマーシュ)



最近注目されているフランスのバラは、
丈夫なものが多く、
オーガニックでも容易く育てることができます。


(オルソーラ スピノーラ)


次に、私の庭でオーガニックでもたいへんよく育っているオススメのバラを少しだけ紹介します。

コーネリア
つる性のバラで、背の高さのフェンスを楽々とおおいます。
オーガニックで夏でも葉を落とすことが無く、秋までぽつりぽつりと咲き続けます。
毎年新たにサイドシュートが元気に伸びて、冬の誘引で枝を更新できます。
棘は少なく、新芽は赤くて美しいです。香りももちろんよいです。
 
欠点をひとつ言えば、花後に花びらが茶色くなって自然に落ちないこと。
房咲きになり花期が長いので、咲ききって茶色くなった花柄を摘んでやる必要があります。
たわわに咲くのでこの作業が毎年一苦労です。




春も綺麗ですが、秋の花色も格別です。



ハイブリッドムスクは、丈夫でよいものが多いです。
他にも下のプロスペリティ(白)が、うちでは大きく育っています。







スノーグース
白の小輪房咲きで可憐な花ですが、ランブラーに分類されるほど生育が旺盛。
ところが、晩秋まで葉を落とさずよく咲いてくれる優秀なバラです。
赤くて丸い実もかわいいです。
棘が少なく、とても扱いやすいバラ。
大輪のバラの背景としてとてもよい効果を発揮します。
私の庭では、同じイングリッシュローズのマサコ
(ピンク)と合わせて咲かせています。









ランブラーは、概して丈夫です。
下のアプリコットの花は、
トレジャートローブというランブラーですが、
トウカエデのから枝垂れて咲き、
見事でした。










マダムアルフレッドキャリエール
上品でたいへん優しい感じの花なのに、ものすごく旺盛なつるバラです。
たおやかな棘の少ないつるを2階までたやすく伸ばして壁一面を覆ってしまう勢い。
微妙にピンクが入った白い花を秋遅くまでぽつりぽつりと咲かせます。
うどん粉病にかかりやすいことがあります
が、
年数を経るとだんだんかかりにくくなります。
このバラの分類であるノワゼットローズは、丈夫で育てやすいものが多いです。





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