8月の末から9月の始めにかけて
少し涼しさを感じるようになったら、
米ぬか撒きの適期です。
庭一面にうっすらと米ぬかを撒きます。
春先と同じように
葉面にもかかるように撒くとよいでしょう。
水で濡れて塊になると葉が黒くなってしまいますので、
余分な米ぬかは、そっとはたいて落としておきます。
秋雨が降るちょっと前に撒けば、
雨が米ぬかを流してくれますし、
水分であっという間に地面に白カビがはえます。
撒いた米ぬかは、
夏から秋にかけて交代する善玉菌をパワーアップしてくれます。
秋に発生しがちなうどん粉病の予防が期待できます。
うちのバラたちは、米ぬか好き。
夏に葉を落としてしまったものも、
米ぬかを撒いて追肥しておくと、
半月ほどで瑞々しい緑の葉が
蘇ります。
四季咲きのバラに秋剪定を施すのもこの時期。
剪定と言っても、秋は葉を残すことを第一に考え、
枯れ枝をとったり、樹形を軽く整えたりする程度にとどめます。
夏の間に葉をすっかり落としてしまった株は、
軽く切り戻すことで刺激を与え、
芽吹きを促します。
剪定の時期に合わせて肥料も与えます。
四季咲きのものに
発酵肥料を一握りづつ、株元近くに入れます。
芽吹きを応援するのには、即効性のものも効果的です。
例えば、バイオゴールドを溶かした液肥。
1リットルくらいのボトルに水とバイオゴールドの粒を一握り入れ、
1週間程度ねかして溶かします。
それをジョーロに少しづつ注ぎいれ
水でたっぷり薄めて施すのです。
濃度は、バイオゴールドの袋に書いてある量を参考にしてください。
気温が下がり、秋の長雨がひと段落すると、
バラは勢いよく回復していきます。
夏に弱ったバラでも
10月の末から11月にかけて
少し遅れてではありますが、よい花を咲かせてくれることでしょう。
また、この時期は、芋虫などの害虫が活発に活動します。
アシナガバチなどの天敵が期待できない庭では、
夜9時を過ぎた時間に
懐中電灯を持って庭をパトロールするのがお勧め。
バラの新芽や蕾に喰らいつく大きな芋虫に遭遇できることうけあいです。
テデトール、或いはハシデトールで対処してください。^^;
9月に入ってもまだまだテッポウムシやコガネムシの幼虫にはご用心。
株元を念入りに観察を続けてください。
(9月の雨に濡れて スーヴェニールドラマルメゾン)