酷暑のこの時期、
唯一の作業でしかもたいへんなのが
朝夕の水遣りです。
まだ日が強くない早朝の6時〜7時の間に
毎朝たっぷりとあげるのがベスト。
夕方も、日が落ちて涼しくなったころ
鉢を冷やすのを目的に水遣りした方がベターです。
自動潅水装置が設置できれば、
早朝5時と夜8時にセットするのがお勧めです。
熱帯夜を少しでも涼しく過ごせますから。
鉢バラは、晴れていれば潅水は欠かせませんが、
庭植えのバラは、しっかり根付いているものであれば
多少暑さが続いても
水やりしなくても大丈夫です。
追肥は、まったくあげないということはなく、
少し控えめにではありますが、
いつもの発酵肥料をあげます。
特に葉を落としてしまったバラには、
追肥をすると、また新しい葉を展開してくれます。
夏の間は、花は休ませます。
咲かせてしまうと株の体力が消耗しますし、
花も小さく見栄えがしないことが多いからです。
つぼみがついているのを見つけたら、
指先でピンチを繰り返します。
あとは、いつもどおり、
カミキリムシやコガネムシの被害にあっていないかどうか、
こまめに見回ります。
10日おきくらいにニームオイルを撒いたり
希釈液を潅水したりすることも続けた方がよいでしょう。
もちろん、曇りの日か、早朝や夕方をねらってですが。
朝夕に少し涼しさを感じるようになったら、
季節の変わり目
米ぬか撒きの時期です。
東京ですと、大体8月の下旬頃。
秋の花に向けて、
追肥をするのも、ちょうどこの時期です。
8月の末から9月のはじめにかけて、
庭一面にうっすらと米ぬかを撒き、
発酵肥料で追肥をしておきましょう。
庭の善玉菌が元気付き、
季節による微生物のリレーが活性化されます。
土ごと発酵を促すだけでなく、
黒点病や、秋口のうどん粉対策にもなります。