地植えのオールドローズなどは、省いてもかまいませんが、
多肥を好むものは、今月も月初めに発酵肥料など良質の有機肥料を与えておきます。
化成肥料や液肥と違って、
有機肥料は、花に悪さをすることはあまり心配ありません。
花の時期は、バラも体力を消耗します。
お礼肥えとして開花後に与えるまで待っていては、
体力の回復に間に合わないのではないでしょうか。
もちろん、花後のシュートが順調に伸びてくれることも期待して。
オーガニックだと、どうしても夏に葉を落としてしまいがちです。
酷暑の前に、十分な成長と来年のシュートを確保するためにも、
開花時期の肥料は大切だと考えています。
アブラムシは、開花のころには、不思議とぱたっと姿を消してしまいます。
天敵たちが優勢になったということですね。
多少出ていても、天敵たちの餌と考えます。
どうしても気になるときは、
テデトールが一番です。
うどん粉病は、気温が高くなるにつれて少なくなりますが、
気になる株には、
夕方米ぬかを”すりすり”または”ふりふり”して夜露にあて、
翌朝、水遣りのときに洗い流すようにすると
とりあえずおさまってくれます。
また発生してきましたら、同じことを繰り返します。
うどん粉は、発生しても大きく広がらなければOKと考えます。
5月後半忙しいのは花がら摘みです。
花をつけたままにしておくとバラの体力の消耗が著しいので
蕊が茶色くなったら摘み取ります。
摘み取った花びらは捨てないで
”オーガニックポプリ”にします。
大きなざるなどに広げて風通しよく天日で一気に乾かせば
色もきれいにあがります。
仕上げに電子レンジで熱を加えて完全に水分を飛ばし、
半年から1年密封しておくと
オイルを使わなくても芳醇な香りに熟成していきます。
出来上がったポプリは、気の利いた入れ物に入れて飾ったり、
お茶ガラ袋に入れてお風呂に入れ、楽しみます。
オーガニックですから、安心ですね。^^
そのほかにも、オーガニックならではの
花びらを利用したジャムや、お酒づくりに挑戦してみるのもよいでしょう。
まだ植えたばかりのティーローズやイングリッシュローズなどは、
花後の株の回復を考えると
花が7部咲きくらいになったら摘み取って花瓶に飾って楽しむのがベターです。
(ロックヒルピーチティー)
これらのバラは四季咲き性もよく、最初の年から調子よく咲きすぎるために
その後の生育がばったり落ちてしまうことがあるからです。
特にオーガニックで育てる場合は、バラはいつも元気でいてもらわなければなりませんから。
(黄色いバラは、エトワールドリヨン)