発酵米ぬかを使ったぼかし肥料づくり


晩秋に採取した、庭の団粒化した土で、
とても甘い香りのする発酵米ぬかを作ることができました。
また、同じころに、近くの雑木林から採取した菌糸の塊”はんぺん”を使っても
同じようによい香りのする発酵米ぬかができました。
どちらの菌もも、米ぬかを入れて水分調整をすると、
ほかほかとすぐに温度が上がってきますから、
とても活きのよい菌なのでしょう。
この菌を元種に、”ぼかし肥料”を作ろうと思い立ち、
仕込んでみたのが、2005年12月のはじめのこと。
それから一ヶ月たって、
どうやらぼかし肥料が完成したようです。
一ヶ月の変化の様子をご覧ください。

ドラマチックです!

ぼかし肥を仕込んだのは
12月3日でした。

レシピは、以下のとおりです。

油粕       5キロ
魚粉       2.5キロ
骨粉       2キロ
カニガラペレット 5リットル
籾殻クンタン   5リットル
庭土(団粒化した)5リットル
生米ぬか      5リットル
土着菌発酵米ぬか 3リットル
バイオゴールドで作った液肥500CCくらい
バイオポスト2握り
水        5リットルくらい

油粕などの主な材料は、体積で言うと
5リットルのバケツにいっぱいずつくらいになりました。
おおまかなものですが。^^;

種菌として使った発酵米ぬかは、
団粒化した庭土、
近くの雑木林のはんぺん

バイオポストから培養した
3種類です。

これらの発酵米ぬかには、
ぼかしの発酵に必要な
いろいろな善玉菌が含まれているはず。

発酵米ぬかは、
仕込みのときのみに投入するのではなく、
発酵の段階が次のステップに進んでいけるよう、
発酵の具合を見ながら
少しずつ投入を続けていきました。

そうすると、作っておいた発酵米ぬかの量は
当然減っていきますので、
使った分だけ米ぬかを入れ、
ぼかし肥作りと並行するように
拡大発酵を続けました。
それによって、
常に活きのよい菌を
ぼかし肥に投入できたようです。



12月10日

ぼかし肥を仕込んだ翌日から、発熱が始まりました。
温度を測ってみると40度くらい。
毎日、帰宅してから夜に切り返しを行ったのですが、
もうもうと白い湯気が上がります。
臭いもだんだん強くなって、
お魚のような臭いから、
つんとくるアンモニアの臭いがするようになりました。

1週間経って見てみると、
下の写真のように真っ白な菌糸が張っていました。



下も同じ日の写真ですが、
熱で少し渇き気味の所は、
真っ白な菌が回っています。



拡大するとこんな感じ。



切り返すうちに、だんだん温度が下がってきますので、
再度、発酵米ぬかを投入します。
そうすると、1・2日でまた、
激しく発熱。
何度かそういうことを繰り返すうちに、
2週間くらいで、
強いアンモニアの臭いはだんだんおさまってきました。



12月24日

仕込から3週間くらい経つと、
下の写真のように、
全体に茶色ぽくなって、白い菌の姿はもう見えなくなりました。

新たに発酵米ぬかを混ぜても
あまり発熱しません。

そこで、今度は、
化成肥料の”リンカリ肥料”を
3.5キロ投入してみました。
全体の重量の10パーセントくらいです。
このときにも、種菌の発酵米ぬかも一緒に投入。



化成肥料を投入して、数日後、
もう発熱しないのかなあと思っていたら、
ほかほかと温かくなっていてびっくり!
化成肥料で菌が再び動き出したようです。
40度くらいの触って気持ちのよい温度でした。

再び切り返し、そのままおいておくと、
2〜3日で発熱はおさまり、
肥料は、白っぽく変色していました。



1月8日

温度が下がったところで、またまた発酵米ぬかを投入。
ところが、今度は、ぜんぜん発熱をしません。
ただ、有機物の臭いがだんだんおさまって、
発酵米ぬかの甘い香りに
近づいてきているような感じです。

手触りはさらさら、ふっくらとしています。
握っても固まらないくらいに乾燥してきたので、
肥料袋に入れて、保管することにしました。

下の写真が、出来上がった手作りぼかし肥料です。^^v




白い菌の塊みたいのがところどころに見えます。



できあがったぼかし肥は、
あと一ヶ月くらい、このまま寝かせておこうと思います。
ちょうど、2月に芽だし肥として、まずは使ってみる予定。
ぼかし肥は、すでに十分発酵させてあるので
有機肥料であっても即効性があるのです。

全部で30キロくらいの肥料ができあがりました。
うれしいです。^^

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